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野沢温泉スキー場でスノーボーダー転倒、重体

MSN毎日インタラクティブ : 24時:長野・野沢温泉村、スノーボードで転倒し重体/東京 17日午後3時半ごろ、長野県野沢温泉村豊郷の野沢温泉スキー場パラダイスゲレンデ内で、世田谷区桜上水、会社員*がスノーボードで滑走中に転倒し、頭を強く打って重体。(*は原文では実名) 怪我された方の腕前は不明ですが、転倒事故は上級者といえども起こりえます。 難易度の高い斜面では特に集中して滑走することが大事ですね。 また、転倒事故に備えてヘルメットも装着するほうがベターでしょう。 私もスキーがメインですがヘルメットはかぶってます。 お早い回復をお祈りします。 関連リンク: 野沢温泉スキー場

金沢セイモアスキー場で圧雪車と接触した従業員が重傷

MSN毎日インタラクティブ : 接触事故:圧雪車と接触、従業員が重傷−−白山のスキー場 /石川 18日午前7時半ごろ、石川県白山市河内町内尾の金沢セイモアスキー場ゲレンデで、従業員でリフト係の女性*が倒れているのを、圧雪車で作業中の同僚が発見。圧雪車と接触したとみられ、胸と腰の骨にひびが入り、重傷。(*は原文では実名) 圧雪作業が遅れているという情報が他の従業員に伝わっていたのか? サイレンは鳴らしてしていたか? 記事からは詳細は分かりませんが、事故が起きた以上そこには何らかの原因があるはず。 シーズンは始まったばかりです。 同様の事故が起きないよう、他の各スキー場も気を引き締めていただきたいと思います。 お怪我された方の早い回復をお祈りします。 関連リンク: 金沢セイモアスキー場

山岳スキーの男性、雪崩で死亡

スキーの男性が雪崩で死亡 富山・立山連峰 ( Asahi.com ) 23日午前11時半ごろ、富山県の立山連峰・浄土山(2831メートル)で山岳スキーをしていた会社員(51)*が、山頂から約130メートル下の北側斜面で雪崩に巻き込まれた。県警山岳警備隊に救助されたが、まもなく死亡した。[*原文は本名] 山岳スキーでは常に雪崩の危険性を熟知し、リスクを承知で望まなければなりません。このシーズンも始まったばかりですが、このような事故が少しでも減ることを切に望みます。 亡くなった方のご冥福をお祈りします。

矢島スキー場女児死亡事故、刑事裁判

この事故の件で、検察は秋田県矢島町(現由利本荘市)の当時の企画商工観光課長(51)と現場責任者だった嘱託職員(52)を業務上過失致死罪で略式起訴、簡裁は2人にいずれも罰金30万円の略式命令を出しました。 この事故については民事裁判も係争中ですが、この刑事処分が民事裁判にも影響を与えると思われます。 民事裁判に関するPost 提訴 第一回口頭弁論

ケーブルカーにコンクリート塊が落ちる事故

オーストリア・ゾルデン(Soelden)で、ヘリコプターが運んでいた建設資材のコンクリート塊が落下、ロープウエーのゴンドラを直撃。衝撃でこのゴンドラと他のゴンドラ1台が落下し、一部の乗客がゴンドラから投げ出され、計9人が死亡しました。 死者9名中、うち6名が子供。負傷者も多数出ています。 何ともひどい事故です。これは人災ですよね。 安全管理が甘過ぎます・・・ 亡くなった方のご冥福をお祈りします。

矢島スキー場女児死亡事故裁判

第一回口頭弁論が8月22日に開かれた。 由利本荘のスキー場事故損賠訴訟:市側は過失割合争う姿勢−−初公判 ( Mainichi-INTERACTIVE ) 由利本荘市営鳥海高原矢島スキー場で03年1月、小学2年の女児(当時8歳)がロープに衝突して死亡した事故で、事故の防止措置を怠ったとして両親が同スキー場を運営する同市を相手取り約6730万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が22日、秋田地裁(金子直史裁判長)であった。市側は「被害者・指導員の過失は80%を下らない」として、賠償責任の過失割合について争う姿勢を示した。 全面的に争うということではないようですが、 「ロープを発見できなかった過失」 と 「指導員の監督義務違反」 をどのように主張したのか? 記事からは分かりかねますが、裁判所がどのような判断をするか、今後の行方に注目です。 関連POST 矢島スキー場女児死亡事故

スキーとドーピング

スキーでもドーピングに対する規制・取締が厳しくなっていますが、関連するニュース記事を紹介しておきます。 スキー大回転クナウス、五輪出場アウト (nikkansports.com) スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、ドーピング(薬物使用)違反で1年6カ月の出場停止処分を受けたアルペンスキー03年世界選手権男子大回転2位のハンス・クナウス(オーストリア)の出場停止期間短縮の申し立てを却下した。 国際スキー連盟:薬物違反の選手、資格停止処分を短縮 (Mainichi INTERACTIVE) 国際スキー連盟(FIS)は13日、ドーピング(薬物使用)違反を犯した距離女子のユスチナ・コワルチク(ポーランド)に科していた資格停止処分を、当初の2年間から1年間に短縮すると発表した。 両者でずいぶん扱いが違うように思えますが、コスチナのほうは検出された薬物に対して規定より厳しい処分を訂正しただけのようです。 つまり、FISはドーピング防止の規定を粛々と実行しているだけです。 SAJでも昨年のスノーボード選手(未成年)のドーピング事件をきっかけに、本格的にドーピング対策を練り始めたのか? ドーピング裁定委員会の新設を決定 6/15 (nikkansports.com) 全日本スキー連盟(SAJ)は15日の理事会で、ドーピング裁定委員会の新設を決めた。国内競技会でのドーピング(薬物使用)違反などを扱う予定。今後、大西祥平情報医科学委員長らを中心にメンバーを決定する。 ドーピングはますます巧妙化し、いたちごっこが続いていますが、選手やコーチングスタッフはそのような手段に頼らない強化をして欲しいものです。 北京オリンピックではこのようなドーピングが出てくると予測されていますが Google検索:遺伝子ドーピング これはもうスポーツじゃない・・・ 関連リンク SAJアンチドーピング規則 2003年5月 !PDF! FISメディカルガイド アンチ・ドーピング規程 2002/2003 !PDF!

訴えた側に95%の過失

Eyewitness News : Federal jury refuses to award money to aspiring model injured in ski accident boston.com News : After crash on slope, skiers now vie in court / Ski crash model's own fault, jury finds 事故は「コースの上方から滑走していて、ジャンプ→着地→衝突」ですから、下方にいるスキーヤーには訴えられる程の過失はないと思います。 被告側の弁護士の言葉 "The first rule for skiers is to maintain control." 本当にこれが大事です。 参考 FIS 10 FIS RULES FOR CONDUCT FIS スキーヤー・スノーボーダーの行動規則

矢島スキー場女児死亡事故

さきがけonTheWeb の記事より 鳥海高原矢 島スキー場(由利本荘市矢島町荒沢)で一昨年、矢島小2年の女児=当時(8つ)=がスキー中に死亡した事故で、女児の 両親は21日までに、「スキー場を設置する旧矢島町が安全配慮義務を怠った」などとして、同市に約6700万円の損害賠償を求める訴えを秋田地裁に起こし た。 事故の概要 鳥海高原矢島スキー場で、女児が倒れているのをスキー場職員が発見したが、意識を失っており、病院に搬送されたが約3時間後に死亡した。首の骨が損傷し(頚椎骨折)、首にロープでこすれた跡があとがあった。 現 場はリフト頂上から約200メートル下で、スキーコースとスノボードコースを分けるロープ付近に仰向けに倒れていた。町スポーツ少年団の練習終了後、滑り 降りる途中、誤ってロープにぶつかって転倒し、雪面に後頭部を強打したらしい。スポーツ少年団の練習は指導員2名と子ども13人が参加。午後6時半~8時 半まで練習し、その後女児がいないため探していたという。 はたして、スキー場の安全配慮義務がどこまで認定されるか? コースを区切るロープは、夜間解放するコースに張るのなら、夜間においても一定の距離からはっきりと認識できうるものでないとならないでしょう。 訴えの内容にもあるとおり、通常はセーフティーネット(オレンジ色)を使用するべきところでしょう。 裁判でスキー場側がどのような主張を展開するか? 今後のスキー場の安全対策にも影響を及ぼす問題ですから、注目して行きたいと思います。 改めて亡くなったお子さんのご冥福をお祈りします。

アンデス山雪中行軍

チリ・アンデス山脈ロスバロス付近の雪山で訓練中の陸軍兵士多数が遭難した事故 記事一覧 Google News まるで八甲田山雪中行軍のようですが、指揮官がこのような判断ミスをするなんて、ひどい話です。天候予測はできたはず。訓練をより厳しい環境で行うことを望んだのか?いまだ不明の方も多く、捜索は難航すると思われます。 亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、不明の方が発見されることを願います。

クレバスに転落し男性死亡

さきがけonTheWeb より 鳥海山に21日に入山し、行方不明となっていた男性*が、22日午前9時35分ごろ、5合目付近の賽(さい)の河原のクレバスで、遺体で発見された。死因は脳挫傷だった。 *は原文では実名です。 ご冥福をお祈りします。 それにしても、亡くなった方はプラスチック製のソリで下山していたということですが、なぜ?との疑問が強いです。他の仲間はスキーやスノーボードだったのに。ちょっと用具の選択を間違っている気がします。 結果、下山のペースがぜんぜん違い、行動がバラバラになったのでしょう。単独行動では万が一のときに助けがなく、被害が大きくなる可能性が大です。 ある程度固まって移動すれば、危険の察知などもしやすいはず。万が一何かが起きても複数の人間がいれば救助の連絡等がすぐにできます。 雪山に限らず、これからの登山シーズンでも単独行動はできるだけ避けたほうがいいと言えます。

Avalanche kills skier

アメリカ国内で大きく報じられています。 Google News コロラド州にある Arapahoe Basin スキー場で雪崩により男性が死亡したとのことです。 雪崩がおきたのはコース内で、同スキー場におけるコース内での雪崩亡事故は、ここ30年で初めてということです。 コース内での雪崩事故とは、異常事態ですね。 日本国内でもごくまれに、スキー場内の雪崩があります。 スキー場の管理は大変かと思いますが、すくなくともコース内の管理は完璧にしてほしいものです。 亡くなった方のご冥福をお祈りします。 関連リンク: Arapahoe Basin

蔵王温泉スキー場の遭難捜索費用問題

Mainichi INTERACTIVE 山形より 3月14付のPOST のその後です。 蔵王の山岳遭難対策委員会が捜索費用を請求したとのこと。 あとは当事者たちがきちんと支払うかどうか?常識的判断を望みます。 ここで言う常識は「日本の常識」です。 海外へ出たときには当地の常識に従う姿勢が必要ですよね。 郷に入っては郷に従え、ってことです。 我々日本人も海外で恥ずかしい行動をとらないように、肝に銘じておかないといけません。

不明男性遺体で発見

群馬県の前武尊で2月1日から行方不明になっていた男性が、8日、川場村の武尊山中腹の荒山沢付近で遺体で発見されたということです。 4人で山に入り、2人は翌日下山、1人は2月7日に救助されていました。 大変残念な結果となってしまいました。 ご冥福をお祈りします。

富士山で山スキーの男性死亡

MainichiINTERACTIVE山梨 より 26日午前10時ごろ、鳴沢村の富士山8合目の通称「滑沢(なめさわ)」(標高約3200メートル)付近で、男性*が倒れて死んでいるのを捜索中の富士吉田署員らが見つけた。男性*は山スキーのため24日に1人で入山した後、連絡が取れなくなっていた。(*は原文では実名です) またもや、という感じですが、富士山はあまりスキー・スノーボードには適していないと思われます。どちらかと言うとアドベンチャースキーみたいな気がします。 サイト検索してみると、富士山でスキー・スノーボードをしたというものが結構あります。そういうの見ると冒険心がかき立てられますが、充分な装備、技術と経験があったとしても、時として事故は起こります。もし、本当にそこで滑りたいのなら、最低限、単独行動だけは避けたいものです。 そういう意味でも山スキー初心者は富士山は避けるべきと思います。 ご冥福をお祈りします。

山スキー男性死亡:月山

YOMIURI ON-LINE と Mainichi INTERACTIVE で報じている。 18日午前9時ごろ、山形県の月山山頂付近で、17日から春スキーに来て行方不明になっていた62歳の男性が倒れているのを、捜索していた県消防防災ヘリが発見した。山頂付近は17日朝から午後にかけて吹雪だったらしい。 いつも同じようなコメントとなりますが、天候に対して見込みが甘いと言わざるを得ません。当日の天気予報等で危険予測が出来るはずです。 ご冥福をお祈りします。 関連リンク: 月山スキー場の情報 ( 山形県西川町のサイト より)

八幡平で遺体発見、不明の会社員か

岩手日報 の記事より 11日午後3時すぎ、松尾村の八幡平恵比須沢で、「人間の遺体らしいものを発見した」とスノーボーダーから岩手署へ通報があった。同署は男性の遺体を確認し、収容した。 以前のエントリー でお伝えしていた事故です。 記事では身元確認中となっておりますが、おそらく不明のまま捜索が打ち切られていた件の男性であろうと思います。 追加記事です。 岩手日報 松尾村の八幡平恵比須沢で発見された遺体は12日、行方不明となっていた神奈川県茅ケ崎市小和田、会社員遠藤勇さん=当時(41)=であることを家族が確認した。 大変残念な結果となってしまいました。 ご冥福をお祈りします。

スキー盗難のパトロール隊員逮捕

サンスポ.COM 長野・八方尾根スキー場のパトロール隊員(20)ら2人が、民宿から客のスキー板などを盗んだとして逮捕された。「どうせ客は帰っちゃうから…」と、しばらくして堂々と盗難スキーでパトロール。ところが持ち主は同じスキー場の従業員で、3週間後に見つかってしまった。部屋には5、6本の盗難スキーがあり、パトロールの一方、夜な夜なスキー泥棒を繰り返したらしい。 まったく、恥ずかしい。 パトロールやる資格なし! 関連リンク: 八方尾根スキー場

重傷の山スキー客をヘリで救助

Mainichi INTERACTIVE群馬版 より 2日午後1時10分ごろ、水上町湯桧曽の谷川岳一ノ倉岳(1974メートル)の「芝倉沢」で山スキー中の男性*が転倒、左足を骨折する重傷を負った。同行者から携帯電話で110番通報があり、沼田署谷川岳警備隊と県警ヘリが救助した。男性*はスキー愛好団体のメンバー5人で1日から山スキーに来ていたという。(*は原文では個人名となっております) バックカントリーでは、骨折程度でもヘリの出動が必要となる場合があります。充分気をつけて滑走しましょう。

遭難男性を無事救助:天元台スキー場付近

毎日新聞山形版 より 27日午前7時ごろ、米沢市西吾妻山中で、26日に遭難した男性*が自力下山しているところを捜索中 の県警ヘリが発見した。男性にけがはなかった。山スキーで下山途中、若女平付近で道に迷い、雪洞を掘ってビバークしていたという。(*は原文では個人 名となっております) 遭難を知らせるニュース 26 日午後6時ごろ、登山客から携帯電話で「米沢市の西吾妻山付近で道に迷った」と米沢市役所に連絡があり、その後、つながらなくなった。携帯電話の契約者は 青森市内の51歳男性。登山客は天元台スキー場付近で道に迷ったらしい。27日午前7時から捜索する。登山客が遭難した現場付近は雪が降っていたという。 天候がすぐれないときは、やはりルートを誤りやすく、遭難の危険が高いと言えます。ビバークの知識等があれば無事切り抜けられますが、一歩間違えば・・・ 無事で何よりでした。 関連リンク: 天元台高原

立木に衝突の男性重傷:おんたけスキー場

信越放送  SBC News-i  3月27日付記事です。 きょ う午前木曽郡王滝村のおんたけスキー場でスキーをしていた会社員が立ち木に衝突して大けがをしました。きょう午前11時半ごろ王滝村のおんたけスキー場で 男性*がゲレンデから外れた立ち木に衝突し腰の骨を折る大けがをしました。調べによりますと男性*はスキーで滑走中に転倒し、そのままゲレンデを転がり落ちて 立ち木に衝突したということです。(*は原文では個人名となっております) 転倒後にコースから外れて木立等に衝突する事例は多々あります。 コントロールを失えば当然そのようなリスクもあるということを承知してスノースポーツを行わなければなりません。 自身の技術と用具の特性、コース状況等を考慮して、転倒等のミスも含めた危険を予測しましょう。 関連リンク: おんたけスキー場

スノーボードの2人が一時遭難

愛媛新聞ONLINE より 27日 午後5時半ごろ、青森県十和田市の八甲田山中の仙人岱避難小屋から「スノーボードに出掛けた友人2人が予定を過ぎても帰ってこない」と110番があった。 青森署が2人を捜索していたが、28日午前零時前、行方が分からなかった2人のうち一方の男性*から携帯電話を使って家族に「2人とも無事で、テントを 張っ て中にいる。明るくなったら下山する」と無事を知らせる連絡があった。(*は原文では個人名となっております) 無事の下山をお祈りします。 現場の天候は時々吹雪いていたと言います。天候不順の場合は、やはり遭難の危険が高いです。そのようなときにはバックカントリーは避けた方が賢明です。山の天候は変わりやすいですが、ある程度の予測は天気予報や天気図の確認で行うべきで、行き当たりばったりの行動は好ましくありません。気をつけてましょう。 =================== 東欧日報 で無事下山の記事が出ていました 一時不明のスノーボーダー下山 二人は、けがはなく元気という。二人は「天候が悪くなったため、無理な移動を避け、夜明けを待って下山した」と話しているという。 無事で何よりです。

八甲田で雪崩の危険/春スキーは注意が必要

デーリー東北新聞社 の記事より 八甲田山系の春スキーはこれからが本番。今回、雪崩が確認された斜面にも全国から大勢のスキーヤーが訪れる。関係者は「既にいくつかの斜面で雪崩が起きており、十分な注意が必要」と呼び掛けている。 今年は雪の量が豊富で春の山スキーが楽しみ!という方も多いと思いますが、だからこそ、例年以上注意が必要ですし、準備万端にしておかなければなりません。

谷川岳危険地区、全域登山禁止

YomiuriOnLine の記事より 群馬県は22日、谷川岳(1977メートル)の危険地区全域(一の倉沢など南、東面)を、4月2日から5月15日まで登山禁止にすると発表した。県谷川岳遭難防止条例に基づく、雪崩シーズンの措置。 雪崩は怖いです。一瞬にして人の命を奪います。そろそろ各地とも雪崩のシーズンが来ますが、立ち入り禁止になっていないからと言って雪崩が起きないというこ とではありません。 今年は雪も豊富ですから、より危険度は高いでしょう。雪渓などでスキー・スノーボードを計画している人は十分に気をつけてください。

スキーで骨折した女性、ヘリで救出

毎日新聞山形版 の記事より 21日午後、八幡町の鳥海山湯ノ台付近でスキーをしていた女性が新雪に足を取られ転倒し、左足の骨を折る重傷を負った。県防災ヘリ「もがみ」が出動し、女性を病院に搬送した。 鳥海山は山スキー・スノーボードをする人が多いらしいですが、ひとたび怪我をすれば、このような大掛かりな救出をしなければならなくなります。春から初夏に掛けて山スキー・スノーボードをする人が多くなると思いますが、充分気をつけてください。

スキー場で男女2人遭難か?→無事です

四国新聞社 の記事より 20 日午後5時25分ごろ、北海道七飯町の函館横津岳スキー場から「営業終了後も駐車場に乗用車が止まっている」と函館中央署に通報があった。函館市内の60 代の男女が乗用車でスキーに来たとみられるが、同日夜まで連絡が取れておらず、同署は2人が遭難した可能性があるとみて、21日朝から捜索する予定。同署 によると、2人は知人同士で、よく週末にスキーに来ていたという。スキー場は七飯町市街から約12キロの山中。20日は霧のため視界が悪く、午後5時で営 業を打ち切っていた。 過去の記事 でスキー場内でも天候が悪いときは遭難することもあるということを書きました。天候が悪いときは無理をせずに休憩等を取りましょう。せっかく来たから・・・リフト代がもったいない・・・という気持ちも分かりますが、遭難することの方がよっぽどマイナスです。 続報です。 二人は翌日朝、自力でコースを滑走してきたところを発見され、無事保護されたということです。雪洞を掘り、一夜を過ごしたらしい。無事で何よりでした。

雪崩事故:芦別岳

NIKKEI NET のニュース記事から 20 日午後0時50分ごろ、北海道富良野市の芦別岳の屏風岩(1、481メートル)付近でスノーボードをしていた札幌市の30代の男性会社員が雪崩に巻き込ま れたと、一緒に滑っていた女性から携帯電話で知人を通じ、地元消防に通報があった。女性が男性をすぐに掘り起こしたが、既に死亡していたという。 芦別岳は冬山登山の対象になっていますが、雪崩の危険性が高いということです。バックカントリーはスキーやスノーボードの醍醐味を味わう魅力がありますが、常に雪崩や遭難に備えなければなりません。装備が十分であっても、雪崩に巻き込まれればやはり死の危険もあります。 亡くなった方のご冥福をお祈りします。 雪崩の危険性を知ろう! 雪崩情報ページ

スノーボード死亡事故

YomiuriOnLine関西 の記事より 兵庫県の八高原スキー場でスノーボードをしていた男性がジャンプ台で着地に失敗し頭を強打、病院に運ばれたが約2時間後に死亡した。ヘルメットは着用していたらしい。 過去の記事 で 指摘した通り、スノーボード外傷では 「急性硬膜下血腫」 に よる死亡が多いのが特徴です。目立った頭皮や頭蓋骨の外傷がなくても、後方転倒による回旋力で脳 がずれて血腫を生じ、脳障害を引き起こします。今回の例は比較的早く死亡に至っていますが、転倒がよほど激しかったのでしょう。ヘルメットをしていても、 衝撃による脳損傷は完全に防ぐことは出来ないようです。 初めて飛ぶジャンプ台ではスピードを緩めて様子をうかがいましょう。トリックは2本目から行う方が良いと思います。(初心者はストレートジャンプで遠く高く飛ぶことが出来るようになってからトリックをすること) ス キー場内の「パーク」が緩斜面に作られている場合、ランディングゾーンも傾斜が緩やかになります。そのため着地の衝撃は強くなるので転倒したときは受傷し やすいと言えます。テーブルトップで平らなところに着地するときはなおさらです。ある程度スピードを出して飛ばないと傾斜のないところへ着地してしまいま す。ランディングゾーンの傾斜が急なら、着地の衝撃は逃げますので比較的安心です。 亡くなった方のご冥福をお祈りします。 関連リンク: ハチ・ハチ北スノーワールド

韓国からのスキー客一時不明に

各紙、報じています。 その中からひとつ、 毎日新聞山形版 から 「外国人観光客、受け入れ態勢に課題」 という記事 蔵王温泉観光協会は昨年9月、韓国語のコース図などを作成して韓国からのスキー客に配布しているが、ゲレンデなどに外国語の標識はほとんど見られない。同協 会の伊東秀幸会長は、韓国のスキー客から、山全体が雪山と化す蔵王など日本のスキー場とは違い、人工降雪が多くゲレンデ周辺は地肌ものぞく韓国のスキー場の実情を聞き、スキー場や周辺環境に対する意識の違いを知ったという。そのため安全確保の観点から「日本のスキー場のマナーなどをしっかり理解してもらえるよう手段を講じたい」と海外の旅行エージェントへの情報周知の必要性を指摘する。また、ゲレンデなどに韓国語など外国語の標識の設置を検討していきたいという。 韓国内でスキー客を積極的に誘致している以上、前段の韓国語でのコース図などは当然と言えます。コース図のみではなく、「全国スキー場標識及び表示マークなど色刷一覧表」は配布しているのでしょうか? 今後の方向性としては、スキー場内の標識は「韓国語等の外国語」ではなく、「日本語と英語の並記」を考えてはどうかと思います。多言語での表記は、標識としての役割である「見やすさ」などが失われそうですから。 今回は皆無事で何よりでした。 関連リンク: 全国スキー安全対策協議会

日本人男性ら3人が死亡:NZ-Mt.Cook

10日付 毎日新聞 の記事より ニュージーランド南島の同国最高峰クック山(3754メートル)近くで9日、日本人を含む登山者2人とガイドの計3人が斜面を滑落して死亡する事故が起きた。 痛ましい事故です。が、冬山登山にはこのような危険が常につきまといます。厳しいですがそれが現実です。 亡くなった3人のご冥福をお祈りします。

スキー場で事故多発:スイス

swissinfo より 楽しかったはずのスキー旅行が暗転して病院行き——。スイスでは、こんな事態に陥る人が毎年11万人にのぼる。特に、スノーボードが流行りだした90年を境に事故の発生件数が急増、けがの程度も頭の骨を折るなど重傷の場合が多いという。 どこの国でも事情は似ていますね。 記事中「スキー場にパトロール実施を義務づける法案」を国会に提出する予定とありますが、かの国ではパトロールが常駐していないスキー場があるということなのでしょうか?それとも、単に、スキー場内の巡回(パトロールの本来の意味)を徹底させるためのものなのでしょうか? 関連リンク: スイス事故防止協会

スノーボーダー死亡事故

SBC信越放送 より 3月6日午後、やぶはら高原スキー場で、スノーボードをしていた25歳の男性が転倒を繰り返した後気分が悪くなり、意識不明の重体となり、病院へ運ばれましたが、その後、7日未明に死亡したとのことです。 最初の記事   死亡を伝える記事 転倒を繰り返していたらしいので、スノーボード外傷で特徴的な「急性硬膜下血腫」であったと思われます。 特 に後方への転倒の際に、直接頭部を強打しなくても、頭蓋骨と脳の間に回転のズレを生じて頭蓋骨と脳表面の間の静脈を切って内出血を生じます。これにより頭 蓋内に血腫ができて脳を圧迫し、頭痛や意識障害を引き起こします。静脈出血は動脈出血に対してゆっくりと進行するので、症状もすぐにでない場合がありま す。帰宅してから意識障害を起こすケースもあります。 !早期発見のために 下記のような症状がある場合には、脳障害の疑いがあることを知っておいてください。 意識障害がある 一時的な記憶障害がある 強い頭痛や吐き気がある ものが2重に見える 手足のけいれん 鼻汁・鼻出血・耳だれ・耳出血などがある めまい・うつろな表情・集中力の低下・会話が何となくおかしい 立った状態で膝の屈伸運動をするとふらつく 足場がしっかりした平地で目を閉じて立ったり、片足立ちがうまく出来ない 痛みの有無にかかわらず、首が動かせない !障害予防 スノーボード初心者は転倒の仕方を学ぶべきでしょう。初心者を教える方は滑走技術だけでなく、このようなことも教えるべきです。停まり方、転び方をマスターするまでは無理をしないようにしてください。 ○後方への転倒に対しては、柔道の受け身のように、顎を引き背中を丸め両手を広げ、ショックを和らげるようにします ○前方への転倒は両腕をのばしてヘッドスライディングのようにすると、手首の捻挫や骨折を防ぐことが出来ます 亡くなった男性のご冥福をお祈りします。 参考サイト: All About スノーボード:止まり方・転び方・リフトの乗降 参考リンク: やぶはら高原スキー場

スノーボーダーとトラックが衝突

2/25/2005の書き込みの詳細が、 レスポンス に掲載されていた。 どうやら、スノーボードを履いたまま、道路に飛び出たようです。 自分では出来ると思うことでも、ミスをすることがあります。 そのミスをしてしまったときの危険性もある程度予測するべきかと思います。 ゲレンデ内でも、同じことが言えます。

道路脇斜面でスノーボード

毎日新聞山形版 の記事より 23日午前、米沢市板谷の国道13号で、道路横の斜面でスノーボードをしていた大学生の男性(24)が道路に滑り落ち、大型タンクローリーの左後輪に衝突し男性は重傷を負った。国道脇の斜面を滑り終え、道路脇に飛び降りようとし着地に失敗したらしい。 道路脇に飛び降りたときにはボードを履いていたのかどうかわかりませんが、国道脇の斜面でスノーボードとは、飽きれたものです。自爆ならまだしも、「ぶつかられた」タンクローリーの運転手はたまったものではありません。 これを読んだ皆さんは絶対に真似をしないでください。

須原スキー場で震災復興行事

新潟日報 の記事より 中越地震被害のためリフト1基での営業を行っている魚沼市(守門)の須原スキー場で26、27の両日、中越大震災復興ガンバローイベント「翔(と)べ!明日へ 魚沼守門」が開かれる。イベント開催の2日間はリフト料金半額、26日のナイターが無料となる。 須原スキー場のサイト まだまだ完全復興には時間がかかりますが、地元の人はがんばってます。 新潟のスキー場へ足を運ぶことが、被災された方々へのエールとなればよいと思います。

数河モービルランド:スキー場跡地を活用

北陸中日新聞 の記事より 一昨年に閉鎖された、旧パルクすごうスキー場跡地などを使って、スノーモービルを一般客に貸与する「数河モービルランド」を運営している。関係者は「スキー場跡地を有効活用し、地域の活性化につなげたい」と来場を呼び掛けている。 スノーモービルって、スキー場パトロール用のしか乗ったことないんですが、自然の中を走るのも楽しそうですよね。

スキーヤーが木に衝突し重体

毎日新聞 の記事より 19日午前9時50分ごろ、山ノ内町平穏の志賀高原熊の湯スキー場で、滑走していた会社員の男性がコース沿いの樹木(直径約30センチ)に衝突し、中野市内の病院に運ばれたが頭などを強く打って重体。中野署などによると、現場は斜度約15度のゲレンデ間を結んでいる直線の連絡コース。男性は滑走中にバランスを崩し、立ち木に衝突したらしい。樹木に緩衝マットなどは巻かれていなかった。事故当時、スキー場は吹雪で、視界が悪かったという。 連絡コースということはおそらく狭いコースではないでしょうか。狭いコースでは十分にスキー・スノーボードをコントロールして滑走しましょう。 また、記事では「樹木に緩衝マットなどは巻かれていなかった」としておりますが、スキー場では木立にマットを設置するかどうかは、スキー場ごとの判断次第です。木立に衝突する危険性が極めて高い場合にはマットを設置する必要はあるでしょうが、そうでない場合にはマットの設置をしなければならない理由はありません。自然の中で行うスポーツという本質を考えると、通常の木立にまでマットを巻くとしらけてしまいますよね。 滑走の際にはその辺りを考慮して、衝突の危険はスキーヤー・スノーボーダーが責任を持って回避するよう努めなければなりません。

そり遊びで2児童重軽傷

少し前の事故ですが・・・ 毎日新聞 の記事より 13日午前、木曽駒高原スキー場で、小学4年生の女児と小学2年男児が乗ったプラスチック製そりが、約150メートル先にあるロッジの前にあった同スキー場所有のスノーモービルにぶつかって転倒した。女児は頭を強く打って重体。男児も頭に軽傷を負った。2人がそり遊びをしていたゲレンデコースは積雪不足で傾斜が約20度と急なため、スキー場が滑走禁止の看板を立て、雪上車などの通路に利用していたという。事故直前に2人だけでゲレンデを上がり、滑走禁止場所に入ってしまったらしい。 予期せぬ出来事とはいえ、事故が起きてからでは遅いと言えます。子供はとにかく動き回るもの。保護者の方はお子様の動きを良く見ておいてください。 先日とあるスキー場で、子供がコース中腹までそりを引っ張って行っている光景をリフト上から目にして「あぶないな~」と思いました。すぐ上は急斜面で上級者がスピードに乗って滑ってくる場所。コースの端とはいっても上級者が絶対に避けられるという保証はありません。また、そのようなところからそりで滑れば、相当なスピードが出ることは予測できます。 ですが子供にはそれが判断できません。大人がきちんと見ていてあげて、危険性を指摘しないといけませんね。保護者だけでなく、周りにいる人も一声掛けてあげることも必要では?と感じます。 もちろん、大人もルールとマナーを守る事が大事です。

スノーボーダー不明:八幡平スキー場付近

岩手日報 男性は、11日に出発して14日に勤務日を過ぎても帰宅しなかったため、ご家族が通報したとのこと。八幡平付近は11日から14日まで吹雪いたと言う。 天候不良のときはスキー場内であっても、充分注意して滑走してください。知らないうちにコースアウトして遭難する例もあります。よほど自信があるというのでなければ休息を取るのが正解です。 特にバックカントリーに入るときは熟練した技術と雪山に対する知識、装備などが必要です。冒険心や勇気だけではどうにもならないことを肝に銘じてください。 ※上記記事の男性がスキー場内を滑走していたのか、バックカントリーに入ったのか、また、充分な技術等を有していたかどうかは不明です。あくまでも一般論としての話です。 無事であることをお祈りします。 >>>続報です。 不明ボーダーの捜索打ち切り 残念なことに発見に至らないまま捜索が打ち切られたそうです。 それでもなお、無事であることをお祈りします。