天山スキー場で屋根付きゲレンデの屋根が崩落

毎日新聞:スキー場事故:積雪でゲレンデ屋根崩落 けがなし 佐賀
雪の重みで潰れた室内ゲレンデの屋根=佐賀市富士町の天山スキー場で2008年3月5日午後4時7分本社ヘリから、矢頭智剛撮影
4日午後3時ごろ、佐賀市富士町市川の天山スキー場で、ゲレンデの一部を覆っていた屋根が、積雪の重さでつぶれる事故があった。当時、客数十人がいたが、けが人はなかった。同市によると、同スキー場はゲレンデに屋根を作る際、建築基準法で定める建築確認申請書を出していなかったといい、市は同法に抵触する恐れがあるとみて6日、現地調査する。
同スキー場によると、つぶれた屋根は01年に作った。長さ約100メートル、幅同35メートル。鉄の骨組みにビニール製シートをかけた構造。積雪は中央部分から両側に滑り落ちるようになっていた。耐雪量は20センチを想定していた。
同スキー場では3日、黄砂交じりの約15センチの積雪があり、滑り落ちず屋根に残っていたという。4日には雪がさらに約50センチ積もった。この結果、屋根が重さに耐えきれなくなったらしい。
屋根付きゲレンデ内では当時、3人の客がいたが、全員逃げ出して無事だった。
同スキー場は「3人の方や屋根付きゲレンデを使うお客さんには申し訳ない」と話している。

けが人がなくて良かったです。

天山は雪の少ない地方で貴重なスキー場です。
それが皮肉にも予想外の積雪量で、このような事態になってしまったのが残念です。

この屋根付きゲレンデが確認申請が必要な建築物であったかどうかは不明ですが、必要であった場合、建築確認申請(建築基準法第6条)をしていなかったのは問題となるでしょう。

関連リンク:天山スキー場建築基準法

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