2018-01-02 大毛無山 スノーボーダー遭難救助
概要
2018年1月2日18:50ごろ、ロッテアライリゾートから「スキー場の管理区域外に出た2人が行方不明になっている」と警察へ通報があった。
3日朝から、警察や警察や消防が捜索する予定だったが、3日3:20ごろ、2名(34歳男性・41歳男性)が自力でスキー場へ戻り、スキー場の圧雪作業員に発見された(標高1000m付近)。
2人は知人らと計5人で同スキー場へ訪れ、15:00すぎにリフト終点で降りた後、知人と別れてスキー場エリア外へ出た。
データ
- 日時:2018年1月2日夕方
- 場所:大毛無山(ロッテアライリゾート付近)
- 天候:雪
傷病者
なし
ニュース記事
- スノボの男性2人不明 http://archive.is/6jFxU
- 行方不明:ゲレンデ外滑走の2人 新潟のスキー場 - 毎日新聞 http://archive.is/T4G0Q
- ゲレンデ外滑走:2人が行方不明 新潟のスキー場 - 毎日新聞 http://archive.is/qzrC4
- ゲレンデ外滑走:不明のボーダー2人地力で下山 新潟 - 毎日新聞 http://archive.is/WLtaW
- ロッテアライリゾートで2人が一時遭難 コース外でスノーボード|上越タウンジャーナル http://archive.is/bmJkE
- スノーボードの男性2人遭難か 新潟 妙高 | NHKニュース
- スノーボードで不明の男性2人は無事 新潟 妙高 | NHKニュース
関連リンク
ひとこと
無事で何よりでした。
アライのFacebookページで今回の件をアナウンスしています。
管理区域外の滑走でしたが、“アライルール”(スキー場をご利用の皆様へのお願い | ロッテアライリゾート公式ウェブサイト|LOTTE ARAI RESORT)というもので、管理区域外への立ち入りを禁止しているとのことです。
?と思うのですが、自ら管理していないところ(管理区域外)の滑走を禁止する法的根拠はありません。林野庁も国有林内でのレジャー目的の入山を禁止していません。
4登山や森林浴など森林レクリエーションが目的の場合の手続
入林許可申請:関東森林管理局
一部特定の地域を除いて特に手続きは必要ありません。
なお、次の点にご注意願います。
(1) 登山や森林浴の利用は、自然環境保護と安全利用のため、歩道等を外れないよう心がけてください。
(2) 積雪、台風、豪雨等による悪天候時の入林は、雪崩、滑落、落石、倒木、落枝、土石流等の危険が増大します。入林する場合は自己責任でお 願いします。
また、好天時であっても、自然の中で事故の危険はありますので、十分ご注意願います。
(3) 森林レクリエーション事業によるスキー場等の利用については、施設を管理しているスキー場等のルールに基づいてご利用ください。わざとスキーコース等を外れて滑走するなどの施設外の利用行為で事故などが起きても、一切責任は負えません。
上記引用中(3)で「スキー場等のルールに基づいて」と言っているのは、あくまでもスキー場管理区域内のことです。
頂上付近までリフト運行をしている責任上、スキー場としては、非常に危険性が高いエリア外へ行くことをあえて禁止としているのです。
今回の件は、リフト終点からロープをくぐって、管理区域内を移動し山頂付近へ行ったということでしょうか?
危険を承知でエリア外へ出るのであれば、それなりの知識もって責任ある行動をとりましょう。他人の手をわずらわせることはないようにすることです。
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未だにバックカントリーのことを「コース外」と書くメディアがありますが、「スキー場管理区域外」と「スキー場内のコース外」、「スキー場内の立入禁止区域」をきちんと区別して書いてほしいですね。
バックカントリーでは道に迷わないよう、事前のルート検討と適宜現在地の確認を怠らないようにしましょう。
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